連休いかがお過ごしですか?もし、「連休中、何もなくて暇~」という方がおられたら、いろいろな第九を聴き比べてみる時間にしてみるのはいかがでしょう?


前の第九合唱団員インタビューでるんるんさんがおっしゃっていましたが、「マエストロ(指揮者)の数だけ第九があると言っても過言ではない」の通り、本当に指揮者によって第九は全然雰囲気の違う曲にも聴こえるのが面白いです。私も昨年、オカピ先生に色々な第九を聴くことを薦められるまでは、「第九ってどれも一緒でしょ」って思っていました。


私は父親の趣味で小さい頃から毎年、朝比奈隆先生の第九を聴きに行っていた(ほぼ強制)のですが、ほぼ毎回退屈して爆睡。第九=朝比奈 隆と思っていたのです。クラシックには全く興味なく、寝る時間と思っていましたから、父のレコードコレクションにも全く興味なく・・・。でも去年、自分が第九を歌うようになりやっと興味が出てきて、父に頼んで色んな第九を休日毎にかけてもらうことにしました。


名指揮者と言われている方々の第九、フルトヴェングラー、ワルター、朝比奈隆、カールベーム、カールシューリヒト、カラヤン・・・。♪♪聴いてびっくりしました。え?これ全部第九なの?全部雰囲気が違ーうって。でもやっぱり、私の中では子供の頃、睡眠学習をしっかりしていたようで、朝比奈隆さんの第九を聞くと「おぉこれこそ、私の知ってる第九だな」と思うんですね。


指揮者の生きた時代、境遇などによっても全然曲の空気が変わるので、フルトヴェングラー、ワルターは正反対な感じが良くわかって面白かったですし。その指揮者の背景裏話も併せて知るとさらに第九が楽しめるんですね。色々聴きながら、指揮者についても調べたりして、自分の好きな第九を探してみるのもおもしろいかも。レンタルCDとかDVDを借りてきたり、年末録画したものを色々見てみたり。


まぁ、長くても1時間半くらいでは終わるので第一楽章から通して色々聴き比べると、第九をより好きになって歌うのも楽しくなるはずです。(幼少の頃は退屈すぎて第九って5~6時間くらいやってると思ってたのですが、今考えれば、演奏側がそんなのばてちゃいますよね~)


こんな第九第九な過ごし方の休日もありますけど、いかがですか♪