夏祭クラシックス

真夏のクラシックイベント、夏祭クラシックスのブログです。 夏祭クラシックス2020は2020/7/18ミューザ川崎シンフォニーホールにてカルミナ・ブラーナとベートーヴェン交響曲第7番を演奏します。

夏祭クラシックス2020は
「カルミナ・ブラーナ」&「ベートーヴェン交響曲第7番」+ ネッスンドルマ!

日時:2020年7月18日 14:00開演予定
場所:ミューザ川崎シンフォニーホール

ベートーベン第九&男声合唱(2016/8/20川崎)

8/20 ついに本番:夏祭クラシックス2016

みなさまこんばんは。
ずいぶん久しぶりにブログを書いているような気がする。後半戦は本業が忙しく全然執筆する暇がなかったのだ。
え?夏休みだっただろって!? 

さて、夏祭クラシックス2016は盛況のうちに幕を下ろしたわけだが、2014年2015年に続き本番の顛末でもまとめておこうと思う。 忘備録として結構役に立ったりするのである。

本番当日は朝から雨。
予報は前もって見ていたのでやっぱり降ったか…という感じであった。
チケットの売れ行きもいまいちであるし、雨だとガラガラかもなぁ、などと考えつつ車で会場に向かう。

8:45、会場に到着。入館手続きをし、楽屋口が開きホールへと入場する。
さっそく舞台設営に取り掛かるのだが、案の定舞台のおじさんは不機嫌気味である…。
しかしそこはおじさんキラーの志田尾先生。あっという間にボスを味方につけるあたりさすがである(笑)
今年も彼女に舞台監督をお願いしてよかった。

そこまで見届け舞台を後にし、ホール入口に回り、団員受付とフロント周りの準備へととりかかる。
今年もヨコハマベイフィルハーモニーの皆さまに本番スタッフをお願いし、余裕ぶっこいていたら、いろいろと忘れ物をしてしまい反省…。イレギュラーな事態にも即応してくれるのは大変心強い。いつもありがとう。

そうこうしている間に合唱団員が集まり始め、発声のあとロビーへ並び、本番入場と同じようにリハへと向かう。のだが…。
後列中央から順に出したはずなのに、途中で上手と下手が逆になっているではないか!OMG!
去年はそんなことなかったのだが団員が自主的にクロスしてくれていたのだろうか…。謎である。
リハは15分程押して無事終了(グリー出演者はもっと押していたが…。)、束の間の休憩となる。

休憩の間にさっと着替えを済ませ、会場の外を恐る恐る見に行く。
なんと晴れている!晴天!
団員さんにもお客様にも晴れ男、晴れ女が多数いらしたようで奇跡を見た(笑)
しかもお客様が大勢並んでいるのだ…。一瞬目を疑ったが団員みんなの努力の結晶だと思うとすでに涙しそうだった。
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 ↑開場30分前くらい

開場し、最初のお客様の入場を見届け、本番へと向かう。
ステージから客席を見たときは思わず叫びそうになった。1階席ほぼ満員なのである。
サプイライズ仕込み用の団員が100名ほど居るにしても圧巻であった。

第一部の出来は、付け焼刃の演出を除けば合格点だったのではなかろうか。
ミューザ川崎シンフォニーホールでのプレ本番(合唱祭)とは違い、みんな勢いがあった。
練習よりも格段によかった。結果はお客様のあたたかい拍手が物語っていたように思う。
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そうそう、サプライズといえば客席に仕込んだ団員とオケも加わってのU BOJ。これは最高だった。
なにが起こったのか理解できず「え!?」という表情のお客様をみてニンマリ。大成功。
練習不足や伝達不足で団員さんにはとても大変な思いをさせてしまったが、皆さんの行動力に感謝。

小一時間の休憩後第二部へと向かう。
上下逆転事件の対策は完璧だし、なんの問題もない。あとは普段通り歌うだけだ。
第二部本番ではオケが格段にいい音を出していたし、合唱も一体感があってよかったように思う。
客席では感動して涙したお客様もいらしたようで、演奏後のブラボーの数と拍手の大きさはこの3年間で一番だった。
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アンコールは毎年恒例の大地讃頌をみんなで歌おうコーナー。
大地讃頌のオーケストラは本当にカッコイイ。思えば3年前、これをやるために苦労してオーケストラ譜を入手したんだったな…など、この3年間のことを回想しながら歌っていた。
毎年、本番前にはヘトヘトで辛いことしかないわけだが、この瞬間だけは至福の時となる。
これでようやく夏が終わった。嬉しさと寂しさが共存する不思議な瞬間なのである。

 
Twitterではこのように過分なご感想までいただいて、光栄の極みでございます。

毎度の事ながら度々の計画変更で団員の皆さまにはご迷惑をおかけしました。 
募集見込みも集客見込みも大幅に下方修正となったなか最後の最後まで粘り強く集客にご協力いただいた団員の皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。
おかげさまで、蓋を開けてみれば過去最高のお客様を迎えることができました。
次年度は今年の反省を生かしつつ、さらに飛躍できるよう事務局一同邁進して参りたいと思います。

最後になりましたが、夏祭クラシックス2016にお越しいただいたお客様、出演者の皆さま、関係者の皆さま本当にありがとうございました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

夏祭クラシックス2016実行委員会
事務局長 藤原一啓
(Allemenschen)

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夏祭クラシックス2016 ソリスト紹介 第4弾

みなさまこんにちは!

大好評?!ソリスト紹介企画の締めを飾るのはテノールの小野弘晴くんです。


彼もまた芸大の後輩にあたるんですが、私とレパートリーがもろに被る数少ない同業者であります。
また、普通は音域が被るとライバル関係になり得ますが、私たちテノール・スピントという声質は日本では希少な存在であるため、逆に応援しているテノールの一人であります。


彼も私と同じようにバリトンからテノールに転向した歌手ですが、私と今に辿り着くまでの過程は対照的であります。

私の場合は大学受験を機にテノール転向するも、30代で本質的で自然な声の取得にあたり、バリトン音域の練習を取り入れ今日のリリコ・スピントという音域を確立しています。


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それ対して小野くんは、30代になるまではバリトン歌手として活動し、満を持して2009年にテノールに転向。
パッと見、甘美なルックスとは裏腹に、歌うと重量感のあるテノール・スピントの声質は華があり、バリトンでしっかり培われた中音域から高音域を歌い熟している。


バリトンとテノールの両方で受賞暦を持ち、音楽の作り方をよく知っており、素晴らしい声量を持つ小野弘晴のトルコマーチを是非!皆さんに聴いていただきたいです。


岡田 直樹(Naoki Okada)

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夏祭クラシックス2016 ソリスト紹介 第3弾

夏祭ファンの皆様こんにちは。

ソリスト紹介第3弾です。

今年のアルトは川崎市在住でもある滝口小夜子さんです。


私と滝口さんは東京芸大の先輩後輩の間柄でもあるんですが、
私が今から15年前くらいにレオンカヴァッロの道化師というオペラに携わった際にお世話になった工藤健嗣先生、小林久美恵先生のお弟子さんでもあるんです。
私もお二人に可愛がっていただいたので、何かの折には是非共演を!と思っていたメゾ・ソプラノです。

takiguchi

 

歌手としての特徴は、学生時代はソプラノをやっていて、アルト(メゾ・ソプラノ)に転向したので、主旋律も歌えますし、主旋律の特性を考えながらアンサンブルも出来る、声楽技術的に器用なタイプのアルトだと思います。
 

先日のオケ合わせでも安定したアンサンブル力で、音楽監督の立場で今後も色々な場でご一緒したい歌手だなと感じました。

第九のアルトは目立つところこそありませんが、なくてはならない存在であると言うのを表現しなければならないの難しさであります。

今回、他の3パートがとても個性的な方々なんで、彼女の仕事が第九の完成を語る上では非常に重要な役割であると思っていますが、きっと完璧にその役割を担ってくれると確信しています。


岡田 直樹(Naoki Okada)

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夏祭クラシックス2016 ソリスト紹介 第2弾

夏祭まであと一週間。
 
実行委員長岡田直樹です。
夏祭ソリスト紹介が随分空いてしまいましたが、ここらへんで連日紹介といきたいところである。

バス・ソリストを務める大山大輔くん。
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彼と初めて出会ったのは今から14年前。今は無き石神井の芸大寮。私がイタリアに行く前に住んでいた303号室というラウンジに、私が渡伊した後に入って来たという2年生だったのですが、当時から物怖じしない強い意思のある学生でしたので、彼はきっと大物になるなと直感で感じていました。

以後、学生時代から素晴らしい成績を残し、現場でもオペラ・ミュージカルと幅広く活躍し、時に演出までやってしまう、魅せるという事に長けたソリストであります。

今回の第九オケ合わせでも彼の第一声に乗せられ、男声合唱が普段の1.25倍(って深夜時給倍率か!)は出てたかと思います。

音楽をよく理解し、歌いに来るだけのソリストと違い、場作りをしてくれる頼もしいソリストです。


岡田 直樹(Naoki Okada)

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7/23 第九合唱練習(第5回):夏祭クラシックス2016

みなさまこんばんは。
とても久しぶりな気がするが…。いかがお過ごしでしょうか。
練習も佳境に入り、事務作業も佳境に入り…。毎度の事ながらえらい事になっていますが何か?(笑)

さて、この日は(と言っても2週間も前だが。)スペシャルゲストの登場である。
昨年より導入した、「普段お会いする機会のない先生にお越しいただき指導を受ける」というスペシャル企画なのである。
今年の講師は川崎で芸術村あすなろの音楽監督を務める安部順子先生である。
自分たちの音楽を通して自らの身に情熱を投入し、生き甲斐の持てる場をつくろうと、音楽大学を卒業した演奏家達が手づくりで作った音楽教室です。「豊かな土(心)をつくり、美しい花(音楽)を咲かせよう」を合い言葉に一歳半の幼児から児童、生徒、大人までまず身体づくりに取り組み、音楽、演奏に結んでいます。 
と、ホームページに記載のあるように、情熱的なレッスンが繰り広げられたのだ。
この日の練習は男声合唱よりアツかったかもしれない。
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 ↑ 座学で歌詞の意味などを解説いただく。この後の猛特訓など知る由もない参加者たち…。

じっくり歌詞の意味などを考え歌う準備が整ったところで猛特訓の開始である。
パートごとにビシビシ歌う。先生もガンガン歌う。全員そろってガンガン歌う!
年齢を聞いたらビックリするほどお元気なのだ。すげー。
ホールの外まで怒号が飛び交い、団員たちはヘトヘトになりながらも充実したレッスンに満足したようでよかったよかった。

最後はホールの閉館時間となり時間切れ。
あんなに歌ったのに少し物足りない。そんな一日であった。
本番まで練習も数少ないが、この日のことを忘れず、練習に望んでいただきたい。

Allemenschen@じむきょくちょー

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というわけで、団員たちはこの日大きく成長したのだ。
本番にはアツいアツい第九を皆様にお届けできること間違いない。

どうかチケットを買ってください!

よろしくお願いいたします。
 
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夏祭クラシックスは、クラシックイノベートが立ち上げた夏のクラシック音楽の祭典です!2017年にフォーレ、2018年はモーツァルト、2019年はヴェルディと3年かけて公募合唱公募オケによる3大レクイエムの公演を成功させました。2020年はミューザ川崎にて「カルミナ・ブラーナ」と「ベートーヴェン交響曲第7番」を演奏します!

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