夏祭クラシックスまであと2日となりました。

夏祭クラシックス実行委員長岡田直樹です。
自らBlogの更新するのは実にいつぶりでしょうか??

先週末は土曜日は昼にオケの返し稽古、夜に合唱の返し稽古、
日曜の昼には男声合唱のソリスト稽古、夜には男声合唱稽古と夏祭尽くし。
(と言っても、オケ練は小森さんに任せっきりですがね(''◇'')ゞ)

ここからは本番前スペシャルで2稿のみ私が書きますのでお付き合いを
今日は少し真面目にレクイエムという作品について思うことでも書いてみましょう。
(ほとんど調べてもいないので、何か間違えがあったらごめんなさい。)

今年が一年目の「レクイエム」企画ですが、「第九」みたいにとりあえず歓喜的な分かりやすい課題ではないので、作品に対する造詣が掴めないままいる方も多いんじゃないかな?と思うくらいなので、ご来場いただくお客様に至ってはもっとそうではないかと思います。

少し、「レクイエム」について話をすると、レクイエムとは死者の安息を神に願うカトリック教会のミサ。死者のためのミサであります。邦訳すると「鎮魂歌」と書かれますが、実際は「死者ミサ曲」、「死者のためのミサ曲」というところが正しい記載であります。また、宗教的な意味を外すと「葬送曲」「死を悼む」という意味合いを持つレクイエム。

数々のレクイエム作品の中で、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレの作品を3大レクイエムと言われ、今年はフォーレのレクイエムを歌います。

3大レクイエムで作品構成を大きく分けるとすれば、モーツァルト・レクイエムというのは典礼文に沿って構成されたレクイエムであるのに対し、ヴェルディとフォーレのレクイエムは「Libera me(私を許したまえ)」という曲が楽曲の重要な部分を担っているのですが、意外なことにフォーレの初版1888年には「OFFERTOIRE」と「LIBERA ME」は書かれていなかった曲であります。1892年の国民音楽協会の演奏会で『奉献唱』と『リベラ・メ』の2曲が付加されて7曲構成となり、編成もトロンボーン3、バリトン独唱が加わり、「1893年版」という構成ができ、オーケストラ編成が弦五部と木管を備えた二管編成になった現在の1900年版での演奏形式に至るわけです。

当時、マドレーヌ寺院での初演では、カトリックの死者のミサに必須であった「Dies irae」が無い等、寺院の司祭から「斬新過ぎる」と叱責されたらしく、「死の恐ろしさが表現されていない」「異教徒的」などとの批判が出されました。
それに対しフォーレ自身は1902年に、
「私のレクイエム……は、死に対する恐怖感を表現していないと言われており、なかにはこの曲を死の子守歌と呼んだ人もいます。しかし、私には、死はそのように感じられるのであり、それは苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他なりません。」

と手紙に記してます。「Libera me」という作品が追加された背景には、そういうフォーレの考えが強調されているとも考えられます。

ヴェルディの作品においては「Dies irae」の記載があるものの、典礼的に描いたモーツアルトのレクイエムとは違い、ヴェルディ、フォーレの作品には作曲者の死に対する思いというものが反映されており、個人的にソリストや合唱として歌う充実感だけならヴェルディですが、レクイエムとしての完成度というのはフォーレの作品は非常に高いと思っています。

合唱団には初回練習時に『「Libera me」に向かってそれまでの合唱を歌っていくイメージです』と言った背景まさにここにありですが、私たちのレクイエムがそこに向かっていけるのかも、お客様に見守っていただきたいところであります。
今回、近藤岳さんという素晴らしいオルガニストに重厚な低弦チームを構成でき、あとは一体感が生まれたらきっと素晴らしい演奏になると思ってます。

あと2日、出来ることはやり、素晴らしい演奏会にしたいと思います。


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2018年のソリストオーディション、応募締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。


夏祭クラシックス2018 ソリストオーディション



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何と!!夏祭クラシックス 
ランキング1位に 
\(^o^)/

本番ま
あと2日 あとは本番満席にさせるのみです!!
みんな聴きに来て~~~
どうぞ
よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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