ベートーベンの第九は年末に毎年聴いているし、
ソプラノなら主旋律で知っているから何とかなるだろうと思いきや、
歌ってみると思った以上に大変であることに気がつきます。


とにかく高音が高い!ベイコール合唱団で他の歌を
歌っていて、「この高音きついなぁ。」ってことがあっても、
「第九と比べれば全然低いから大丈夫だよ。」ってこともしばしば。
男声のテノールパートも結構な高音が出てくるのが第九です。


高音が出てくる前には「来るぞ来るぞ!」と身構えて
準備をして発声するのですが、どうもうまく行かず。
高音で長く伸ばす音になると更にうまくいかないことの
繰り返し。もう窒息寸前状態までがんばっちゃうんですね。


最初、初心者として第九合唱団に入った頃、
「難しいところは、がんばって無理をしすぎず、
経験者の方にお任せするつもりで、少し
ゆったり構えて大丈夫ですよ。」


みたいなことを言われた覚えがあるのですが、
その時は、先のことなどわからず、やる気満々ですから、
「いや、そんな他人任せだなんて申し訳ないから、がんばりますよ!!」
と思っていたのですが、数回経験した今だから、
ちょっとその意味がわかります。


がんばるといい声が出ないんです。
もちろん、練習は頑張らなければいけないのですが、
声を出すことをがんばろうとすると逆効果。


リラックスして喉をしめないようにして、
無駄なところの力を抜いて出す方が、
意外といい声が楽に出るんですね。


頑張って高音を出そうとした場合、
「出ないところだから頑張って出すぞ」
と思っている「出ない」前提の自己暗示がかかっているところが、
すでにダメなのかもしれませんが、その場合は、
体が緊張しすぎて、たいてい窒息寸前の苦しい状態で終わります。


割とぼけーと「やってみたら出るんじゃないかなぁ」
「高いし出なかったら経験者さんにお任せしよう」
くらいの心の余裕を持っているくらいのほうが、
体がリラックスして思いのほかうまく行くことが多いです。
参考:ソプラノが楽に声を出す方法

巻き舌も力が入りすぎるとうまくいかないし、
頑張り方を間違えてると、逆効果って感じ。
頑張ればいいってものではないんですね。


でも練習は頑張らないと歌えるようにはならないので、
適度に頑張らない加減を覚える練習を
頑張らなければならないのです。