前回の記事に書いた通り、先日9月12日の
横浜ベイコール合唱団の練習は、大倉山記念館(おそらく)最終日。


思えばこの2年ほどで何度この坂を登ったことだろう。

大倉山と言うだけあって、練習会場にたどり着くにはハードな坂道を
息切れしながら、登らなければならない。


4e8da88c.jpg途中、素敵なパン屋さんや男子会を行った飲み屋さんの横を通り、また春には季節の訪れを教えてくれる線路沿いの桜を見ながら(残念ながら最近切られてしまったらしい)、ようやく中間地点にたどり着く。


線路沿いの坂から少し左に曲がったところ、
そこがだいたい最初の休憩地点。 息切れが限界の場所。
(体力のある人はもう少し頑張れると思いますが。)
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休憩地点で息を整えて、ここから一気に大倉山記念館を目指したいところではあるけれど、ここからの坂がまた更にきつい。でも大倉山公園の木々、植物が少しだけ疲れを癒してくれる。(けれど、しつこいようだけれど坂はきついので、だいたいもう一回くらいは休憩しないと登りきれない。)


13d3f280.jpgもう少し、というところで、これでもかと登りの階段があり、それをようやく登りきると、異空間と錯覚するような古い洋館にたどり着く。
やっと大倉山記念館到着。やったー!
毎回のことながら、達成感は半端なく、夏場はかく汗の量も半端ないが、洋館が素敵過ぎて(一瞬だけ)疲れを忘れる瞬間がある。


19edab20.jpg不思議な洋館の扉を開けると(最初扉を開けるのも少し勇気が必要かも)、独特の空気と香り、またクーラーの効いたビルに入ったのとはまた違ったなんとなくヒンヤリとした感覚がある。木造の階段、中の作りも歴史のある洋館。夜中にここに一人で残されたら、かなりこわいだろうと想像できる。


この大倉山記念館は80年の歴史を誇る横浜市の有形文化財で、
かつて大倉精神文化研究所の本館であったとのこと。
私達が練習室として使わせていただいていた集会室は、
かつては研究室であった場所だそうだ。

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今でこそ、古い洋館ではあるけれど、当時の最新設備を備えた建物であったそうで、建物内部も随所に歴史を感じさせる。これほど横浜の歴史がある建物で、横浜ベイコール合唱団の練習ができたのも
何かの必然性があってのことかもしれない。


次回に続く・・・