夏祭の夏も終わり、これから秋本番


秋になると、あちこちで第九の練習が本格的にはじまるところが多いのでは?
私の地元でも、毎年9~10月になると夜にたまに、
小学校の体育館の外に歌声が漏れ聞こえてきます。 
年末の第九演奏会に向けての練習ですね。あぁ、今年もはじまったんだなぁ、
それで、年末も近づいてきているのだなぁと思うわけです。


「第九 年末」 とかのキーワードで調べてみると、
まぁ全国に第九の演奏会、合唱団はあるわあるわ・・・。
大体6月~8月くらいの夏に合唱団員を募集して、
9月~10月あたりから練習が始まる団が多いようです。 
(初心者も応募可のところはもう少し前から募集と練習がはじまる様子)
年末に公募合唱団で第九を歌いたかったら、春~初夏あたりから
あちこち情報を探っておいたほうがよさそうですね。


もちろん、夏祭クラシックス2014のように年末以外に
第九を演奏する団体も今や少なくないようですが。


年末と言えば、除夜の鐘、年越し蕎麦、大掃除、そして第九。そもそも、
なぜ年末に第九の演奏が多いのか調べてみると、年越しする音楽家の方たちにボーナスを
支給するため、忙しい年末でも「第九ならお客さんが入る!」ということから、始まったようです。
それが定着して年末の風物詩的なものとなるところが、いかにも日本らしいですけれどね。


606b50e3年末にこんなに第九を演奏する国はほかにはないようで、
もしベートーヴェンがご存命で、年末の日本の第九演奏会を
見て回られたらどう思うのでしょうね。
(われら夏祭クラシックスの打ち上げにはえせベートーべン登場
お約束にはなっています・・・)


ベートーベンさんのキャラクターはわかりませんが、こそっと演奏会に来て、
意味深に静かにふふっと笑って帰られるのか、いやもっとここはこうじゃなくて
こうだとか強く主張されるのか、静かに感想を述べられるのか、
はたまた日本人って変わっていておもしろいなぁと思われるのか。。。

そんなほんとにどうでもいいことを想像しながら、小学校の体育館から
漏れ聴こえる歌声に合わせて、ついつい口ずさんでみたくなる今日この頃です。


夏の疲れも出てくる季節、芸術の秋をのんびりとリラックスして楽しみましょう