みなさん連休中、第九歌っていますか練習何回目かでだいたい不安になるのが、本番暗譜か否か。去年も今年もどなたか先生に質問されていたのを記憶しています。


ドイツ語で覚えるのは大変だし、歌う場所結構たくさんあるし、楽譜がないと不安~絶対暗譜なんて無理~ヽ(TдT)ノ私も去年、ほんとにそう思っていました。去年のある時点まではね。


昨年のある第九練習日、どうしても高音が苦しくて出なかったので、先生にアドバイスをいただきに休み時間に行ったところ、あごを下げずにあごが上がった状態で声を出すようにとのアドバイス。先生「この顔の位置で歌ってみて」と。で、やってみたら、声は前より苦しまずにかなり出るんですが、先生の指示通りの顔の位置だと持っている楽譜が全然見えないんです。
指揮者 私の場合、楽譜を見ることでうつむきがちになり、無意識に喉をしめてしまっていたようですね。慣れている方は楽譜をうまくちら見しながら歌えるようですが、一度に二つ以上のことをいっぺんに出来ない不器用な私には、とてもそれは難しく。そして、暗譜を決心。
やり始めるまでは「暗譜は絶対無理~」とか思うのですが、意外と心を決めてしまうとそうでもないんですよ。ある程度歌詞と音が入ってきたなと思ったら、思い切って一度楽譜を捨てる!(ほんとに捨てちゃダメですよ。)楽譜を伏せる。楽譜なしで歌ってみて、歌詞が出てこない部分はふんふん~♪とかでも最初はいいんです。出来なかったところを歌詞を見返して、もう一回楽譜を伏せて歌ってみる。この繰り返し。だんだん歌えるところが増えてきて、最後には覚えるはず。絶対忘れない場所と絶対いつも忘れる場所って決まってくるので、いつも忘れる場所を重点的にやれば、結構覚えられるものです。(練習中は間違えていいんですから!)


暗譜がだいたいできてくると(自己満足でも)自信がついてきて、歌い方もだんだん堂々としてくるはずそこまできたら、ほんと歌うのが前よりもきっと楽になります。声も出やすくなりますしね。少なくとも私はそうでした。


第九楽譜それにマエストロ(指揮者)が来た時に、楽譜にかじりついていると、指揮者を全く見られないので、指揮者の指示も見逃してしまいます。楽譜ちら見術がうまく出来る方はいいのですが。去年、私はマエストロが来た初回練習で、マエストロの指示を見逃しまくってかなり反省しました。
家での自主練習中、暗譜目指して、時々楽譜を伏せて、歌ってみる勇気を少し持ってみるといいかも~。